上紋峠の周辺で進む国内最大規模の風力発電計画を追う【第4回】
建設主体のGPIに直接取材
「反対を押し切る事はしない」

建設候補地の上紋峠の周辺には国有林が広がる。標高8百~9百メートル、数百ヘクタールの山岳地帯に最大50基もの風車を設置する計画。事業を進める場合、保安林の指定解除などの手続きも必要になる
士別市と滝上町との境界にある上紋峠の周辺で進む、陸上型では国内トップクラスの「最大高さ150~222メートルの風車50基、合計30万キロワット」の巨大風力発電所(風発)の建設計画。事業者の㈱グリーンパワーインベストメント(GPI)は今年になり、滝上町内で2回の説明会を開催し、9月には環境影響評価(アセスメント)の第一段階となる「配慮書」を公表する予定だ。不透明な中東情勢などの下で建設コストが急上昇し、再エネ事業の将来性に黄信号がともる中、本当に北海道内陸部での巨大風発事業は可能なのか──。6月中旬、東京のGPI本社を訪れ、担当者らに直接疑問を投げかけた。 (ルポライター・滝川 康治)
「風況調査」など基に立地選定知らなかった“風発の先人”の話”

幌延町内の「浜里ウインドファーム」では23年の稼働後、バードストライクが相次ぐ(22年夏撮影)

上紋峠の周辺では2023年11月から「風況調査」が続いている

取材に応じた事業開発部門の鳥海陽平さん(左)と瀬野太郎さん

上町内で開かれた環境アセス説明会。「風発はそんなに儲かるのか?」との質問も(4月16日)
上紋峠の周辺では2023年11月から「風況調査」が続いている
取材に応じた事業開発部門の鳥海陽平さん(左)と瀬野太郎さん
上町内で開かれた環境アセス説明会。「風発はそんなに儲かるのか?」との質問も(4月16日)
幌延町内の「浜里ウインドファーム」では23年の稼働後、バードストライクが相次ぐ(22年夏撮影)
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