今そこにある“隠れ冤罪”
無罪の春
警察・検察の捜査の適正性が問われる判決が短期間に集中した(札幌市中央区の裁判所庁舎)
前年度末に相継ぎ言い渡し
不同意性交などで判決確定
年度が改まる直前の3月中旬から下旬にかけ、地元・札幌の裁判所で刑事事件の無罪判決が相継いだ。大きく報じられた事件にからむ事実上の一部無罪判決は確定が持ち越されたものの、過失運転や不同意性交等に問われた被告人らの潔白は捜査側も認めざるを得ず、年度明けと前後して無罪が確定した。いずれのケースでも、問われているのは捜査のあり方。長期間の身柄拘束や結果としての公判請求は、本当に必要だったのか――。
取材・文=小笠原 淳
「不同意」被害訴える女性
通報せずホストクラブへ
検察は複数の事件で控訴・上告を断念する結果に(札幌高等・地方検察庁が入る札幌市中央区の札幌第三合同庁舎)
無罪が確定した事故について、弁護人は「そもそも逮捕が不当だった」と訴える
(苫小牧市の札幌方面苫小牧警察署)
検察は複数の事件で控訴・上告を断念する結果に(札幌高等・地方検察庁が入る札幌市中央区の札幌第三合同庁舎)
無罪が確定した事故について、弁護人は「そもそも逮捕が不当だった」と訴える
(苫小牧市の札幌方面苫小牧警察署)
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