コロナ禍3年目の観光地の在り方【洞爺湖温泉編】
6月のコスプレフェス再開は客足回復の起爆剤になるか!?

2022年07月号

眼前に羊蹄山を眺めながら洞爺湖を航行する遊覧船(5月17日)

名物の花火はふるさと納税返礼品にも

いわゆるコロナ禍に見舞われてから3年目のゴールデンウィーク(GW)。10連休となった人も珍しくなかった今年の大型連休は、外出自粛などの制限がようやく取り払われた。メディアはこぞって、久々に客が訪れたさまざまな観光名所の賑わいを報じたが、実際はどの程度観光需要が回復したのか。胆振管内の著名な温泉観光地・洞爺湖畔を訪ね、観光に携わる地元事業者らにGWの実状や、これからの見通しなどを訊ねた。
(髙橋貴充)








修学旅行にも洞爺湖の花火を


 GWが明けて数日が経った、5月17日の洞爺湖温泉街。平日ではあったが湖畔を歩くと観光客だろうか、スワンボートを楽しむ団体や遊覧船に搭乗する人々、足湯に浸かる家族連れなど、行楽目的と思われる人々が結構見受けられた。
 同地域の今年のGW。とある観光事業者は「去年と比べると3割近くは伸びました」と話したが、続けて「とはいえコロナ前と比べると…」と肩を落とした。
 制限がなくなった大型連休ではあったが、これまで大挙して訪れていたインバウンドは皆無。その頃と比べてしまうと、本格的な回復とは程遠いのだろう。
 また、「コロナ感染者数が増え始めた、といったニュースが出てくると、途端に問い合わせの電話が鳴らなくなります」(洞爺湖温泉観光協会・藤岡綾主事)といった話が出たように、感染の脅威は今なお人々の活動意欲を萎縮させているようだ。
 そういった中でこれから、どのような観光振興の取り組みを進めるべきなのか。
「やはり安全安心な観光地であるということを、我々観光に携わる事業者自らが積極的にPRしていくことが大切だと思います」

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