自衛隊vs自衛官③
「求償」可能性に元隊長は絶句 問われる幹部の責任

現職自衛官が意を決して組織を訴える裁判を起こしてから、まもなく2年半が過ぎる
(北部方面総監部がある札幌市中央区の陸上自衛隊札幌駐屯地)
自衛官パワハラで元上官ら尋問
現職隊員の訴訟、年内に結審へ「通報というテロ行為を許すわけにはいかない」――。部隊内のハラスメントを告発した現職自衛官がテロリスト扱いされた事件。公益通報を理由に不利益を蒙った隊員と彼を追い込んだ組織との闘いが、札幌の裁判所で佳境を迎えた。本誌前号締め切り直後の9月上旬に行なわれたのは、ハラスメント行為やその隠蔽などに関与したとされる元上官らの証人尋問。賠償命令がほぼ確実な裁判で原告側が求めているのは、加害当事者が身を切る真の意味での賠償だ。
(小笠原 淳)
犯人捜し、元団長は否定

今も自衛隊に身を置く原告男性は、法廷での元幹部らの発言を「不都合な事実を覆い隠すための言い逃がれだった」と厳しく批判する(証人尋問終了後に寄せられたコメントの全文)

市ヶ谷の陸上幕僚監部への匿名通報が北部方面に漏洩し、通報者が特定された――「当時の幹部らが階級・指揮権・人事権の『三種の神器』を私物化して暴走した」と原告男性(9月9日夕、札幌市内)
市ヶ谷の陸上幕僚監部への匿名通報が北部方面に漏洩し、通報者が特定された――「当時の幹部らが階級・指揮権・人事権の『三種の神器』を私物化して暴走した」と原告男性(9月9日夕、札幌市内)
今も自衛隊に身を置く原告男性は、法廷での元幹部らの発言を「不都合な事実を覆い隠すための言い逃がれだった」と厳しく批判する(証人尋問終了後に寄せられたコメントの全文)
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.