道警不祥事から考える〈86〉
盗撮警官に不倫の“余罪”

積極的に報道発表される不祥事とそうではない事案との違いは、どこにあるのか――
(札幌市中央区の北海道警察本部)
副業、窃盗など「減給」留まり
道警不祥事・26年上半期速報本誌面で不定期に伝え続けている地元警察の不祥事問題。2026年上半期に処分・措置があった事案の記録が出揃った。文字通り十年一日の如く“警察特権”は磐石で、未発表とみられる事案の概要は情報公開請求を経ない限り確認困難。不祥事の全件公表を拒み続ける当局に代わり、本稿をもって公文書に残された事実を“公表”することとしたい。本年前半の6カ月間に記録された懲戒処分、及び監督上の措置の速報を。
取材・文=小笠原 淳
4―6月で懲戒処分5件

道内20署の文書紛失事案の詳細は道警公式サイト内で公開中

決して軽微とは言えない法令違反も「減給」以下の処分に留められることに(北海道警察が開示した『事件指揮簿兼犯罪事件処理簿』)






決して軽微とは言えない法令違反も「減給」以下の処分に留められることに(北海道警察が開示した『事件指揮簿兼犯罪事件処理簿』)
道内20署の文書紛失事案の詳細は道警公式サイト内で公開中
法令違反に軒並み「減給」
これまでの小欄で繰り返し伝えているように、北海道警察の職員はほかの道職員とは異なる“警察特権”を持っている。知事部局や教育庁などの職員が懲戒処分を原則全件公表されるのに対し、警察職員のみはその埒外にあり、長く全件公表を免がれているのだ。本年上半期に記録された5件も、その多くが未発表だった可能性が高い。
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