倶知安町・羊蹄山麓の違法開発を追う【3】──騒動に火をつけた参院選候補
政治利用か正義の告発か
自身の顧客を主犯格扱い

2025年12月号

田中氏がクロスロードニセコ1階で営むカフェ
(倶知安町ニセコひらふ地区)

倶知安町巽地区の違法開発事件を紐解くにあたり、欠かせな人物が先の参院選で「北海道を外国資本から守る」と声高に訴えた参政党の候補、田中義人(よしひと)氏(53)だ。選挙前に巽地区の問題をいち早くSNSで告発し、これにテレビなどが呼応して大きな騒動になったことはまだ記憶に新しい。だが田中氏が主犯格扱いした中国系の企業は自身の取引相手で、そこから同氏は大きな利益を上げていた──。

(本誌編集長・工藤年泰)

大きな反響を呼んだSNS


 今年の6月以降、テレビクルーやYouTuberが連日のように押し掛け、大きな騒ぎに発展した倶知安町巽地区の違法開発事件。今年7月、地元月刊誌の財界さっぽろが電子版で報じたように、この問題に火をつけたのは元倶知安町議で先の参院選に参政党公認候補として出馬した田中義人氏だった。
 5月26日、現地の写真を添えて「中国人社長による違法伐採」などを指摘した同氏のXへの投稿は特に大きな反響を呼び、先の騒ぎにつながる切っかけとなった。結果的に田中氏は北海道選挙区(定数3)で惜敗したが、「北海道を外国資本から守るために戦う」を掲げる本人にとって一連の騒動が自身の大きなアピールにつながったことは間違いない。

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