道警不祥事から考える〈84〉
3カ月間で懲戒0

2026年06月号

3カ月ごとの開示請求で懲戒処分が1件も確認できないのは極めて珍しく、本稿記者の把握する限りでは初めてのこと
(札幌市中央区の北海道警察本部)

道東の署では資料紛失の発表
道警処分等“第1四半期”速報


情報公開請求による地元警察の不祥事報告。本誌面で10年あまり続けているこの試みで今回、初めての事態が起きた。直近3カ月間で職員の懲戒処分が1件も記録されなかったことがわかったのだ。一方、公文書開示を経ずに確認できたケースでは道東の釧路方面での書類紛失事案があるが、なぜかこれが報道された形跡はない。個別の事案の概要を盛り込みつつ、本年最初の四半期の速報をまとめておく。

取材・文=小笠原 淳

総数19、前年比で大幅減


 本年最初の3カ月間に職員の処分などがあった不祥事について、本稿記者が北海道警察にその記録の開示を求めたのは、本誌前号発売前の4月6日。条例に基づく開示請求を受けた道警は2週間後の同20日付で公文書の一部開示を決定、23日に対象文書22枚の写しを記者に交付した。
 決定によると、1月から3月までの“第1四半期”に処分があった懲戒処分の記録は不存在、つまり同時期には懲戒が1件もなかったことがわかった。記者が2015年から続けている開示請求では初めての事態で、今回開示された文書は懲戒よりも軽い制裁である監督上の措置の記録に留まった。速報値をまとめておくと、次のようになる。
 繰り返しになるが、本年最初の3カ月間に記録された懲戒事案は0件。昨年同期は2件で(いずれも減給)、即ち前年比2件減ということになる(▲100%)。監督上の措置は同じ3カ月間で19件を数えたが(訓戒2、注意17)、前年同期の29件(訓戒8、注意21)からは10件減らす形となった(▲34.5%)。懲戒を含めた総数19件は、前年の同31件から12件減の結果に(▲38.7%)。大幅減の理由は定かでなく、開示された文書を見る限りで特筆すべき事情は確認できなかった。

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