勇退する浦河・池田拓町長に「私の4期16年」を訊く
進めた外国人や障害者との共生
競走馬の里に不可欠なインド人

「町民の協力で4期を全うできた」と語る池田町長(浦河町役場の町長室)
(いけだ・ひらく)1951年10月18日えりも町生まれ。77年和光大卒。同年浦河町役場に奉職。町民課長、教育委員会管理課長などを歴任し2005 年に退職。09年町長選に立候補し初当選。以後連続当選し現在4期目。73歳
日本を代表するサラブレッドの生産地で「優駿のふるさと」として名高い日高管内浦河町は、精神障害者のコミュニティ「べてるの家」でも知られ、近年は夏イチゴの産地としても注目されている。この浦河で4期16年にわたり町政を担ってきた池田拓町長(73)が任期満了に伴う町長選(11月25日告示、30日投開票)への不出馬をこのほど表明した。勇退の節目に当たり本誌のインタビューに応じた池田町長は、「競走馬の育成においても外国人労働者の活用が進んでいる。次の町政でも外国人やハンディを持つ人との共生に力を入れてほしい」と願いを込めた。
(8月20日取材 工藤年泰・武智敦子)
「べてるの家」と町民が交流してきた歴史は浦河の財産

競走馬の生産と育成は浦河の大きな産業になっている
(写真は門別競馬場のパドック)

今年3月に開いた「ホーリー祭」でインド人の女性たちと笑顔を見せる池田町長
 
競走馬の生産と育成は浦河の大きな産業になっている
(写真は門別競馬場のパドック)
 
今年3月に開いた「ホーリー祭」でインド人の女性たちと笑顔を見せる池田町長
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