浜から直接届けるネット産直に活路
いま魚の本当の美味さをひとりでも多く伝えたい

「獲った魚から命をいただくという気持ちを忘れずにいたい」と乱橋さん
(らんばし・いっぺい)1983年根室市出身。実家は戦前から昆布漁と刺網漁を営んでいたが、20年前に刺網漁に一本化。高校卒業と同時に漁師になり、近年は魚の締め方などを研究。今年に入ってから札幌の企画会社と組んで札幌や関東圏へ魚を直販するシステムづくりに乗り出した。歯舞漁業協同組合正組合員。根室市在住。40歳
歯舞漁協組合員 乱橋一平さん
道東・根室の歯舞漁協に所属し、漁師の3代目として活躍する乱橋一平さん(40)。獲った魚をいかにストレスなく締めて、美味しい状態で届けることに日々心を砕く、人一倍「お魚愛」の強い漁師だ。その乱橋さんは最近、札幌の企画会社とタッグを組み、付加価値の高い魚を居酒屋や料亭に直販する仕組みづくりにも挑戦している。将来を見据えた漁師としての取り組みをはじめ浜と顧客をダイレクトつなぐ新たな直販システムの可能性を乱橋さんに訊いた。
(8月23日取材・工藤年泰)
|魚にストレスを与えない独自の処理で高める品質|

漁師の3代目として今日も沖に出る(歯舞漁港で)

揚がったカレイに神経抜き活〆を施す乱橋さん
 
漁師の3代目として今日も沖に出る(歯舞漁港で)
 
揚がったカレイに神経抜き活〆を施す乱橋さん
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