情状酌量の内容でも高裁に控訴したザイコン社の偽装コンサル、小林氏

2020年9月号

小林健治氏

NEWS LINER
 

■貸金業法違反と出資法違反で執行猶予付きの有罪判決

 
 貸金業法違反と出資法違反の両容疑で逮捕・起訴されていた株式会社ザイ・コンファーム(以下ザイコン社)前代表、小林健治氏の判決公判が7月8日午後、札幌地裁709号法廷で開かれた。新型コロナウイルス感染症の拡大により裁判日程が全体的に延期され、当初予定から1カ月以上遅れての判決となった。
 2月中旬の逮捕から数えて5カ月弱。この日、被告席に現れた小林氏に古川善敬裁判長は「懲役1年6カ月、罰金80万円。執行猶予3年間」の有罪判決を言い渡した。
 6月15日の論告求刑では「刑事責任は軽視できず、再犯のおそれは高い」などととして、検察側は「懲役1年6カ月、罰金100万円」の実刑判決を求めたが、今回は情状酌量の中で、“塀の中”に入ることは免れたかっこうだ。
 

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